常連のAさんが言い難そうに話しだした。
「コロナで仕事がなくてね。どうしても３万円足りないんだけど、私に何か出来る事でアルバイトさせてもらえませんか？なんでもやりますから。」
私は喜んで飛びついた。「畑と裏庭の草むしりと母屋と車庫のお掃除でどうでしょうか。相場が良く判らないのでご自分でここまでって決めてやって頂けるとありがたいです。」
そして私はその３万円を捻出すべく、夫の釣り道具セットを査定してくれるように、近所の釣具屋さんに電話したのである。お釣りが出るといいなあと、不埒な考えを抱きつつ。
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この記事へのコメント
Seiko
ブルーセージのブルー、綺麗なブルーですね♪
サチさん、素晴らしい人助け！！
国から表彰して欲しいです。
Aさん、どんなに助かるだろ。
アルバイト代は、ご主人様が！！
サチさんのご主人様は、サチさんを
いつまでも応援して見守って下さっているのだな
と、つくづく思いました。
高く売れますように(^_-)-☆
サチ
こんなことを言い出すまで、どんなに勇気が必要かを考えると涙がでちゃう。
だって仮にもAさんはお客様の立場なのに。
今一生懸命母屋のお掃除をしてくれています。
釣り竿は２万５千円で売れたので、私は５千円負担で済みます。
明日は外の草むしりをしてくれるみたい。
定休日だから私もお手伝いが出来ると思います。
お金ってある所とない所と極端すぎるよね。
もう少しみんなが楽になってほしいよねえ。