↑我が家の槇 ビフォー
↑我が家の槇 アフター
庭の槇がボサボサになってきた。丸2年も手を入れてないのだから、当然と言えば当然だが頗る目障りである。木斛もモチも同様なので剪定をお願いしようと植木屋さんを呼んだ。
次回からは私でも出来るように、半分以上短くして樹形を整えてほしいと言うと、「そりゃ無理だ。植木屋にもプライドがある。一番大事な頭を切り取って樹形が整う訳が無い」と断られた。
プロが駄目なら自分でやるしかない訳で、昨日は槇の切断に挑戦した。総長7メートルの槇を4メートルまで切り込むのだが、この作業が予想以上に過酷で途中で放り出したくなった。自分の甘さが悔やまれたが遅かりしだ。
「今まで散々修羅場を踏んできたでしょ。これくらいやって出来ない筈がないよ。ガンバレガンバレ!」と我と我が身を励ました。
先ず、頭から50センチ位ずつ順番に切り倒そうとしたが、直径9センチの生木は簡単には切断できず、脚立の足元がぐらぐらしてかなり怖い。これはもう一発で決めるしかないと、脚立に乗らずに切れる場所を切る事にした。
槇の頭をロープで結び、隣家の裏庭ではなく自分の敷地内に倒れるようにロープの先を母屋の基礎に結びつけた。
足元がグラグラしないように箱型の踏み台に乗り、その状態で切れる一番高い場所に鋸を当て、三〇分程時間をかけてゆっくり引き続けた。
途中肩も腕も火を噴きそうなくらい熱くなり、段々痛み始めた。左手で槇の胴体にしがみつき、右手一本で押し引きしたからだろうが、ここでやめては女がすたると我慢して強行した。
やがて槇はめりめりと不気味な音をたてはじめ、最後は地震でも起きたが如き状態で二つ折りになって前のめりに倒れた。切り取った部分をロープを引いて庭から引き出したところで力が尽きた。
駐車場内に引き込んだ部分は細かく切断して可燃物の日に出せばいい。槇の周囲は槇に合うように他の木々をトリミングすればいい。
それらは後日に譲って、全てを放り出してリポDを一気飲みしてソファーに倒れ込んだ。しばしの積りで店も閉めた。
槇が済めばモチも木斛も何とかなるだろう。これで次回からは労せずして庭の木々を剪定する事が出来る筈だ。
なせば成る。右上半身の痛みに耐えながら、私は大満足だったのである。
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この記事へのコメント
ぐーま
女の意地でも無謀すぎますよ!!
一歩間違えば・・・
もうやめて下さいね~。
脚立の上の作業はダメですよ~。
そういう私も昨日も頑張った。
脚立は4段くらいの短い方。
だんだん木がみすぼらしくなったけど
下から枝切り鋏を使って何とかいけそう~。
わが家メッチャカッコ悪いです~★
植木屋さんが見たら嘆くでしょう~。
でもいいんです~。ネ。
サチさん・・・くれぐれもですよ~。
プリウス
凄い!
でも、文を読み進むうちドキドキ。
無茶なさいませんように。
toty
…なせば成る。右上半身の痛みに耐えながら、私は大満足だった
文の長さと、上の文に現れている
サチさんの、潔さというか、きっぷのよさに
惚れました!
私も似たようなところがあるもので。
yoshi
前記事の病院行きとは、ギャップが大きすぎます。
が、ほどほどにしないと、後から後遺症が出てくるかも知れませんよ。
暑くなりますので、要注意です。
フムフム
なん~かおかしい風景。体が傾きました。
植木屋の台詞も一理あり。
いっそのこと槇をテーブルか腰掛に仕上げたらどうか。
続きを楽しみにしています。
サチ
うんうん もうロングの脚立にを使う気はないから大丈夫。
毎日見る光景だからストレスになる形が一番害なのよね。
モコモコして虫が付きそうで嫌で嫌でしょうがなかったの。
すっきりと風通しがよくなって嬉しいです。
そうなんだよね。 いじりだすと一時不恰好になるのよね。
でも生き物だから一回で思うようにはならないよね。
徐々に理想形に持っていけばいいわけで。
ま お互い頑張りましょう。
心配有り難うね。
サチ
長々と済みません。 最後まで読んでくださってありがとうございます。
その内徐々にカッコよくしていきますね。
心配して下さってありがとうございます。
サチ
うわあ 身に余る褒め言葉、嬉しいです。
無茶は承知なんですけどね。
ゴキブリでも湧いてきそうな程ごみごみ生い茂った枝が嫌で嫌で、、、。
風通しが悪すぎて他の木まで虫が付きそうでね。
無駄に気が強いんですよね私。
これからもどうぞよろしく
サチ
前日ゆっくり休んだので元気だったんですよね。
それに枝が混んで虫がついてからでは遅いので。
裏側のシャラの木が心配だったんです。
後遺症、仰る通り今日もまだ肩が痛いです。
でもしょうがないですよね。 我慢しなくちゃ。
ご心配、ありがとうございます。
サチ
最後まで読んで下ってありがとうございます。
ちょっと長すぎましたよね。
そうなんですよ。 究極のアシンメトリー、体も傾きますよね(笑)
ま 世界に一つの愚作ですからね。
そっかあ その手もありますね。
でも何を今更ですけど夫の物なので半分は残したい気持ちもあったんですよね。
どうせ根は全てを掘れないから、他の物は植えられないし。
一年くらいかけてアレンジしていけば何とかなると思います。
最後の手段で左の門かぶりを切り落とせばバランスは取り戻せると思います。
もう少し遊んでみますね。 いつもありがとうございます。
Tachn☆彡
危ないのに・・・落ちたら骨折ですよ。でも、この思い切りには脱帽です( ̄^ ̄ゞ ケイレイ!!
まぁ、形は確かに植木屋さんに一理ありますが、左を少し落として少しずつ選定して行くと、小型の槇の木が出来るかも・・・
まぁサチさんの事だから、何か思惑有っての事だと思っています。
自分の木だもの・・好きにしたら良い~~
次回が楽しみ~~UPして下さい。
Seiko
サチさん!! 凄すぎ!!
尊敬するやら、心配するやら
ドキドキしながら読みました!
こわいこわい、と呟きながら。。。
何事もなかったから言えるんだけど、
スカッと気持ち良かったです~♪♪
でも、気をつけて下さいね~!!(^_-)-☆
サチ
左の門かぶりの枝を落としたらごくごく平凡になっちゃう。
小さくまとめてもしょうがないって思ってます。
根元にツルバラでも植えて槇のこの左にすっと伸びた枝に沿わせてとか、、、
たとえばの話ね。
だから私は既成の植木屋さんに嫌われるのね。
この枝に白のチェーンをぶら下げてその先に白のカスミソウの小鉢を結びつけたらとか話したら鼻で笑われました。
だからなんでも自分でやるしかないのです。
応援ありがとうね。 私最近ちょっとヒストリックで、、、(-_-;)
好きにしたら良いって言ってもらえて嬉しくて( ^)o(^ )
ま 最後は小さくまとめれば文句ないんでしょうから、
ちょっと遊んでみますね。
サチ
うんうん かなり無謀だよね。
でもぼさぼさのままだと虫が湧いたりしてもっと大変になりそう。
他の木にまで虫が移ったらって考えるとムズムズしてきて、、、
でももう高い木は後一本だけだからのんびりやりますね。
いつもいつも心配してくれてありがとうね。
反面思い切ったイメチェンが出来そうでワクワクしているのね。
結果を又見て下さいね。 頑張るからさ。
懲りない女です。