嬉しさと物悲しさと

1) 視覚障碍者のAさんが,どうしても都内の実妹さんに会いに行かなければならなくなった。  息子さんは仕事が忙しいので、代わりにこの辺りでは一番都内に明るい私がサポートを兼ねて同行することになった。 数年前の事である。 その妹さんがAさん宅に遊びに来て、その時のお礼にと私に手作りのバッグを置いて行ってくれた。 淡いピンクのレース生地の物がたっぷり入る大きめのサイズだ。 汚し…

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