倖せの福寿草

↑太陽を浴びて ↑曇ってくると 窓硝子越しに見るともなく花壇を眺めていると、玄関近くの福寿草が目に飛び込んできた。 輝く黄金色のそれは全力で開いていて堪らなく愛おしい。 周囲の落ち葉や雑草を取り除け暫し眺め入っていると、頭上の太陽が雲に隠れ始めた。 日光の明暗に合わせ、黄色の妖精たちは徐々につぼみだし、やがてしっかりと花弁を閉じてしまったがそれはそれでまた魅力的だ。 「日のあ…

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