家の中を風が吹く

↑我が家のデンドロビウム 定休日の昨日、病院行きの予定だったがあまりの風の強さにその気が萎えた。 安普請の我が家は、家全体が揺れ、厳重に戸締りをしても隙間風が吹きまくる。 柱や壁が風に軋む音に怯えるベルを抱いて、一日中居間に閉じ籠っていたのだ。 夕方、下屋をつけてくれた大工さんが「壊れそうなところはねえかい?」と見回ってくれたが、「店をやめたら母屋に住んだ方がいいかも知んねえぞ…

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持ちつ持たれつ

昨日の来店者はいつもの3倍ほどで、1時間遅れの閉店後は疲れ果ててソファーに座り込んでしまった。 前かがみの姿勢が続いたために、肩から背中にかけてかなりの張りと痛みがあり、動きたくなかったのだ。 患部に湿布を貼ろうとしても手が届かず、隣家に行くのは億劫だ。 ふと思いついて床に湿布剤を4枚並べ、上半身だけ裸になってその上に仰向けに寝転んだ。 背骨の両側に張り付けたかったのだ。 しかし…

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思いがけぬ出来事

↑我が家のサザンカ 3人の来店者が重なった昨日、みかんを買ってほしいと背負い籠にみかんを摘んだ初老の女性がやってきた。 自分の家のみかんらしい。 「手が離せないので、適当に置いて行ってください。」と大きめのざるを渡すと、「これで1000円です。」と山盛り入れてくれた。 安すぎると驚いた来店者たちは皆、「私にも1000円分」と言いだし、結局みかんは全て完売した。 喜んだ女性…

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