古典落語

↑我が家のマレーシアシャクナゲ(ビレア) 昨日は雨の定休日。 彼岸中のため出かける訳にもいかず、母屋に閉じこもって夫の遺品を整理した。 ベルはその大きな図体を夫のベッドに大の字に横たえ、何を思うのか微動だにしない。 犬特有の嗅覚で夫を偲んででもいるかのように。 床の間に無造作に置かれたラジカセの電源を入れてみた。 ノイズが酷く、聞いていてもイライラするのでとめようとしてカセット…

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被害妄想

↑我が家のトケイソウ 彼岸の入りの昨日、墓参りに行くと義弟が来てくれていた。 「義姉さんちに行くなって言われたから墓に来たよ。」 「うんうん ありがとう。 これからはずっとこの感じでお願い。」 「はいよ。 義姉さん 体大事にしてくれな」 家には来ないでほしいと主張した無礼な私に、義弟はいつものように淡々と接してくれた。 少なからず気が咎めていた私は、眼前の霧が晴れたような…

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美味しかった大学芋

糖尿病を懸念する私に、娘が蜂蜜と黒糖を送ってくれた。 曰く「白いお砂糖はなるべく使わない方が良い」と。 甘いものに飢えていた私は、早速この両方を使って大学芋を作った。  好物を安心して食べられた事の感動と、娘の配慮への感謝からか、涙が出る程美味しかった。 近寄ってきたベルには、外側の密を舐めとって中味の芋だけを与えた。 それでも満足そうなベルを見ながら、久しぶりに幸せを…

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